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2007年04月26日

[モトレボリューション] ビデオ&レポート

こちらは長らく放置状態でしたが、mixiで書いていた日記もぼちぼち持ってきます。

とりあえず、今回のレースレポート&レースビデオを更新します。
可能ならばビデオを再生しながらご覧下さい(_o_)

--------------
[モトレボリューション Round.1 岡山国際サーキット]

 [Windows高画質(光/ADSL用)]

 [Windows中画質(ADSL/低速回線用)]

 [Mac/Win高画質]  

[予選]
 朝から雨。微妙に乾きかけのイヤなコンディション。
 レインなのは間違いないが、攻めたらリアタイヤは終わるだろう。
 
 一本だけ手に入れた新品レイン(リア)は決勝に温存し、予選は一昨年の中古レイン前後でアタックする事に。

 ポールポジションは0.06秒差でライバル岩脇さんに譲るものの、案の定、岩脇さんのタイヤは終わった。ピレリのタイヤサービスでは売り切れだというし、作戦勝ち?

 ・・って思ってたら、前後ほぼ新品のレインをどこからか入手してくる岩脇さん。流石だ・・・。レースでは人脈もまた強力な戦力。相手にとって不足無し!

 3位以下は1.6秒以上離れているし、決勝はマッチレースだ!

 (今思えば甘い考えでした・・・)


[1LAP]
 スタートはOK。
 3番グリッドの最新DUCATI 1098Sに続いて2番手で1コーナーへ。
 ポールスタートの岩脇さんはなんか失速して視界から消える。あれー?
 2コーナーの立ち上がりでこっちのリアは流れるが、前方の1098Sは余裕で加速していく。
 「えー、何そのトラクションー! 追いつけるのか??」

 雨のツインの速さを忘れてた。いや、なんとなく危惧はしていたが、ここまでとは・・・。
 思い返せば前田淳さんとの最後のレースでも、クラス優勝はしたものの、ツイン連中には大きく差を開けられたんだった・・・。

 続くアトウッド、スタートで5番手まで落ちていた岩脇さんが3番手まで浮上するものの転倒!
 早々にレースから去ってしまった・・・

 裏ストレート。1098Sは流石に速くてR1000と同等。
 ブレーキングがやや早いので、エンドで少し差が詰まる。
 インフィールドは様子見。でも川の上で前後とも滑って焦る。雨きついよー。

[2LAP]
 2番手でコントロールライン通過。
 やはり直線は同等。速い。ブレーキングでは少し詰められる。
 裏ストレート。スロー走行する岩脇さん発見。
 「あれー、岩脇さんーっ! 何やってんすかーっ!」
 ・・・仕方ない、これは優勝しなければ・・・。
 ブレーキングで1098Sにかなり詰める。
 このペースだと、4周目あたりのストレートエンドで抜けるか?
 #↑11番手スタートの998が3番手にジャンプアップしてきているのに
  気がついていない。

[3LAP]
 2番手でコントロールライン通過。
 裏のブレーキングで大きく差を詰める。行けそう行けそう。
 次の1コーナーか裏ストレートエンドで抜こう!
 インフィールドは無理せずに付いて行って・・・
 そう思うが、リボルバーの立ち上がりで大きくリアが空転する。
 9000rpm以上で開けるのはかなり危険。

[4LAP]
 予定通り1コーナーでインから1098Sを差してトップに。
 良し!
 悪いけれどこのコンディション、ブレーキングで優位ならばかなり抜きにくいはず。
 店長も居ないし、優勝はもらった!!

 ・・・いや、でも先頭に立つと雨は難しい!
 ペースメーカー居ないから限界が分からない。
 追う方が5倍は楽だった・・・。抜くの早過ぎたか??
 ペース若干落ちる。
 (今後、要改善)

[5LAP]
 トップで通過。
 2番手の1098S、3番手の998。ほぼ等間隔。
 アトウッドの立ち上がりでリアが流れる。うっひょー、滑る滑る~。
 左左を慎重に行きすぎて、2番手3番手との差がかなり詰まる。
 ダブルヘアピンで後ろからツインの咆吼が。
 しかも2つ聞こえるような気が・・・
 (この時点で後続が2台居ることには気がついてない)

 音にちょっと焦ってダブルヘアピン2の立ち上がりでミス!
 大きくリアをスライドさせて失速してしまう!

 その隙を逃さず、998が3番手から一気にマイクナイトのイン側に飛び込んで来る。
 見事! ここでインに飛び込むの結構怖いのに!
 張り合ったらコースアウト確実なラインなので、一旦速度を落として最終の立ち上がり優先に切り替え、最アウト側に出る。
 と、なんともう1台がイン側に!
 (こっちが2位の1098Sだったが、カラーリングもそっくりで雨の中では区別つかず)

 「3位」だと!
 一瞬頭に血が上りかけるが、冷静に見ればこっちが有利なライン。
 立ち上がりでクロスして抜き返せるはず!

[6LAP]
 1コーナーで1098Sを再び差し、まず2位を奪還。
 ここからは全開だ! 店長のいないレースで1位以外が許されるものか!
 前の998を追う。
 2コーナーの立ち上がり、3番手の1098Sが私の直後で派手に転倒!
 (レース中は気がつかなかった)
 ただひたすら前のDUCATIを追う。
 立ち上がりのトラクションの差で離される。
 こっちは滑ってガクガクしているのに、グングン加速していくDUCATI。
 ならばブレーキで抜くのみ!と裏ストレートは奥まで全開!
 かなり差を詰めて、インフィールド一つ目の左コーナー。
 ブレーキングで車体の向きを変えて下り坂に飛び込む。
 あ、ちょっと速かったかな・・・?って思った時には前後ともキレイに滑っていた。
 アクセルもブレーキもかけていない部分。オーバースピードで川の上。
 ゆっくりバイクごと回転しながら滑っていく。
 次の左コーナーに消えていく998。

 いつもなら危ないので転倒したらすぐにマシンを離すのだけれど、最後までしがみついて膝で立て直そうと足掻く。
 一度、同じような雨の中、この状態から縁石で跳ね返ってバイクが起き上がり、復帰した事がある。

 ぬぅーーっ、戻れっ!(戻りませんでした)
 残念ながらそのまま縁石に当たってグラベルに放り出される身体とバイク。

 まだだ、まだ!!

 跳ね起きてバイクを起こす。後続はまだ視認できない。
 (3位とは10秒弱の差があった)
 2位は業腹だが、とにかく最後まで追ってやる!

 エンジン始動!

 ギアを・・・・!!

 ・・・チェンジレバーが無い・・・!

 ・・・・むぅ。

 ・・・・。

 ・・・終了か。

 ・・・無念。

 手を離す。

 ゆっくりと、力なく砂利の上に倒れるR1000。

 オフィシャルに手を振って無事を知らせ、コースサイドに向かって避難する。

 タイヤバリアの上。仰向けになって天を仰ぐ。

 白い、空。


[LAP7]
 998のD選手。
 危なげのない走りでラスト周回を走りきり、見事優勝。
 調べて見ると、GP250で全日本を走っていたライダー。
 予選で11位に沈んでいたのは単に何かのトラブルだったのですね。
 以前のレースは、998でも軽く39秒台で走ってはるし。
 11位から優勝、素晴らしい追い上げでした! おめでとうございます。


・・・・・・

また転けてしまいました(^^;;

でも、楽しかった。前日練習でも38秒が出たし、まだまだ自分が速くなれる確信が持てたレースでした。

これからもガンガン行きます!

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