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2007年10月16日 03:18

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区間タイム機能完成!

ソフト制作に没頭してます(^^)

一人でプログラムを書くのは、打ち合わせが無い分効率が良いのですが、一度に全部の構図を頭に入れておかねばなりません。

機能が増えてソフトの規模が大きくなってくるとこれが結構やっかいで、全部一時記憶のバッファに入れて、こぼれないように(^^;;するには、数?十数時間以上邪魔の入らない環境が欲しい所です。

畢竟、深夜の作業になるのですが、今は良い季節ですね。
暑くも寒くもなく。外気も心地良いです。

適当なCDやニコニコ動画のBGMwをかけつつ、アルコールをたっぷり入れた紅茶を用意して。

気が付いたら朝になってみんな出勤してきます。

力尽きたら、実装方法を悩んでいる部分を考えつつ仮眠。
目が覚めると大抵なんか良い方法を思いついているので、飯も食わずにプログラム再開。

幸せです。

でも身体がすっかり鈍ってしまいましたΣ( ̄ロ ̄|||)ガーン
明日は久々の岡山国際なのですが、まともに走れるかな(^^;;


photophoto
[写真]
ロガーデータからのセクションタイム自動解析機能がほぼ完成しました。
コース上への特別なマーカー設置なんかは必要ありません。
基本的にP-LAPも不要です。

(※9/16のOPEN第4戦の実データです)

左上から、周回数・ラップタイム・各セクションタイム。
小さい文字はベストからの遅延時間。

色の意味は以下の通りです。
 赤:セクションベストタイム
 桃:ベストに準じるタイム(0.1秒落ち以内)
 青:ミスしたセクション(0.5秒以上ロス)

 ・前半は前走者(豊boyさん)の後ろを走っていたので所々変な
  感じですね。(ヘアピンとか便所裏のストレートが詰まって遅い)
 ・ベストの7周目、ダブルヘアピン1個目の減速で大ミスしてるのが
  よく分かります。これが無ければ36秒も?(鬼に笑われる(^^;;)
 ・同じく10周目、1コーナーで一つ落し過ぎてリアを流しながら
  最アウト側まで膨らんだのは、1秒ロス(^^;;
 ・6周目から燃調MAPを切り替えたのですが、明らかに直線が速く
  なってます。最初からこっちのマップで走れば・・・!
  (天候の問題で補正値を迷ったので2つ入れたのでした。
   差は僅か0.7%ですが、違います!)

セッティングを変更した場合、一般にあるセクションでは速くなり、あるセクションでは遅くなりますが、こうやってセクション別の詳細が分かれば、変更の有意性を判断できます。

「2コーナーが悪いからフロントを○○!」→「2コーナー良くなったよ!」
というのは良く聞く話ですが、2コーナーが0.1秒速くなっても、他のセクションで0.05秒遅くなる部分が3つあれば無意味です。

そもそも私レベルのライダーだと、ホントに速くなったのか? どの位速くなったのか?という問いに対して定量的に答える事がまずできません。

「走りやすい」のと「速い」のは別で、そういう体感と結果が繋がっていないのです。

走ってログを見て、また走って、“どんな走りがタイム的に速いのか”これから身体に覚え込ませて行きたい所です。

この機能は、各セクションの理想的な通過タイムを考えたり、レース時に勝負所をどこに持ってくるのかを考えるにも必須の機能でしたので、とりあえず完成してほっとしています。

まだまだ改良が必要ですし、他にも無数に盛り込みたい機能のアイディアがあるので、このオフシーズンはコンピュータ漬け確定ですね(^^;;

コメント (2)

はじめまして モトレボではひょっとして、ご一緒しているかもしれませんね!!
トレッセルの笠井です!!

ロガーのブログ見て感動しました。
これって 販売の予定とか あるのでしょうか? 私は以前から2Dのユーザーでロガーや解析データーには、興味があります。それに私も最近 ECUのセットアップや開発の仕事始めました!! 商売としてはぜんぜん成り立ってませんが… でもブログの解析ソフトすごいですね…(-_-;) タイムもすごいですが… 今度 ぜひご教授お願いします!!

K@管理人:

コメント有難うございます!
トレッセルのお名前は何度か拝見しております。香川のDucatiショップさんですよね!

ロガーソフトですが、現在は汎用状態にまで完成しておらず、レースサポートという形で運用しております。
レースウィークに同行し、解析・燃調セット・ライディングデータを元にしたメカニックやライダーとの打ち合わせに使用しています。

ご依頼は全日本などのレースに限っている訳ではありませんが、今の所、私自身が現地で微調整しながら操作しないと機能を全て使えない状態です。
(その分、お手伝いした方達は自分を含めて全員、自己ベストを1~2秒更新しています)

ソフト自体は汎用データを解析できるように設計しておりますので、2Dのデータを元に解析することも出来ます。しかし、やはり専用ハードを開発した方が精度も運用性も段違いに良くなりますので、データロガー本体も弊社で開発中です。(各社ロガーごとに微妙な遅延や出力の癖などが結構あるのです)

ロガーとソフトはセットで、来年度の市販化を考えております。現在市販されている全てのロガーより高性能の本体で、かつ、区間タイム分析もできるソフトを付属させる予定です。

空燃費センサーと加速度(実出力)のデータを元に高精度で最高出力を導く燃調を自動生成したり、希望の乗り味に変える機能も開発中で、結構面白いものができると思っています。

最新のDucatiにはトラクションコントロールなどの電子装備を含めて非常に興味を持っております。また、笠井様のECUのセットアップや開発のお仕事とあわせてお話をお伺いできれば嬉しいです!

こちらの解析ソフトは、また開発状況に応じてお知らせして行くと思いますが、よろしければまたお問い合わせ・ご相談下さい!

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