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データロガーソフト アーカイブ

2007年08月10日

岡国セッティング

7/1のOPEN選手権以来の岡山国際に行ってきました!

一ヶ月、まともな運動をしていなかった身体は鈍りまくりです。

特に太腿。数センチは細くなった気がします。
8耐で3kg痩せたのもありますが、使わない筋肉の減衰の早さにはホント参りますね(X_X)

現状、太腿周り54.5cm。レース前にまた計ってみます。


今回の目的はリハビリとロガーデータ取得。

8耐でバージョンアップしまくった燃調&データロガー分析ソフトで、自分のマシンのデータ取りです。

近々、DynoJetのシャシ台に乗せて、実走行とロガーデータを比較したデータ分析なんかも依頼されているので、とにかく生データを取らねばなりません。

8耐マシンのセッティングを詰めていった記録と、それに伴う出力向上を顧みると、自分のマシンの状態は調整不足もいい所です。空燃費バラツキ過ぎ。
まだ燃調だけでコンマ数秒は詰まるはずです。


と、意気込んでバイクを下ろして、ノートPC、工具、ツナギ、メット、・・・・・ブーツ忘れたΣ( ̄□ ̄;)!!

・・・何しに来たんだか分かりません・・。運動靴で走ろうかと一瞬だけ思いましたが、スプリント用のスカスカシューズでは話になりません。


||||( ̄ロ ̄;|||)|||||||||||||ガーン・・・

ってなってると、なんと友人のみっちゃんさんがブーツを貸してくれました!

今日は週末のミニモト90分耐久の練習で、ミニ用のボロブーツで走るからビックバイク用のSIDI使っていいよ!、って。

めちゃめちゃ有り難かったです(TTT_TTT)

サイズが1.5cmばかし大きいのなんて、走れる事を考えたら何でもないっス!

超超感謝ですm(_o_)m>みっちゃんさん
本当に助かりました!!


実際の走行は、1枠目はベストの5秒落ちとかで「やっぱ帰ろうかな・・orz」って思いましたが、身体も慣れてきて、3枠目には38秒の真ん中位で何周か回れて、一応使えるデータが取れました。タイヤも中古でしたし、諸条件考えると上出来です。

ステップにずっと爪先立ちだったので、最後には脚がプルプルしてました(笑)


燃調はやはりダメです。

30分毎の3枠+1人作業だったのであまり詰められませんでしたが、それでもシフトポイントを変えたのもあって、先日の37秒LAP時より裏ストレートの終速が6km/h(!)上がりました。
(258.4km/h→264.6km)

これ、かなり違うハズです。前の自分が相手なら、小走り程度の速度差で抜ける計算になります。

次の第4戦までにさらに詰めていきます!


写真:中
 青が以前の自己ベスト時。赤が今回。
 最高速も平均加速Gも上がってます。

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2007年09月28日

全日本JSB@岡山国際 金曜日程

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[写真]
パイパーコーナー裏テントピット


すいません、長いです。

要約すると↓だけです。
・楽しく頑張ってます
・石川号は33秒4で目標タイムクリア
 ポイント取得に向けて鋭意挑戦中!


最近「本業になったから」と言い訳しつつ、ずっとロガー分析・燃調ソフトを作ってます。
結局、今日の金曜テストも徹夜明けで行く事になってしまいました。

普通の仕事もあるので一旦帰ってきたのですが、また9時間後には岡山に居るはずです(^^;;


しかし、自分でも呆れ返る位実装したい機能が色々浮かんできて、視界が白黒になって腰痛で座れなくなるまでPCの前にいます。

サーキットも、自分と依頼仕事を合わせて今月は10回以上行ってます。文句なく最多ペースですねー。

用意したMAPを試して、微調整して、現地でソフトを改良して。
さらにデータを持ち帰って新しい分析方法を考えて。

もう何百時間数字の羅列とにらめっこしているんだか。
頭オカシイ気がします(^^;;


でもそのお陰で、1000か600での岡山・鈴鹿・菅生の走行データなら、数秒間のログで何処のコーナーをどんなペースで走っているか分かるようになりました。滑った瞬間も、スリップに付いたのも一目瞭然です。

自分でもちょっとマニアックかな、と思うので、興味のない方にはこの日記自体、本当に意味不明で無価値だと思います。すいません(^^;;


基本的な加速G分析や100%加速時の最適燃調の算出はかなり煮詰まってきました。複数の周回の同一セクション・重複回転数域の加速Gを自動的に集計・比較算出してくれるようになったので、ピットインの3分間で必要な補正値を割り出して、即新MAPを放り込む事が出来るようになりました。

気象条件別の補正パラメータも、大雨だの霧だの、バカみたいな炎天下だの、恵まれたのか呪われたのか、自分のレースを含め、僅か数ヶ月で極端なデータまで揃いました。(低温時はこれからですが)
純正補正センサーの無い湿度の影響が思った以上にでかいです。

水温やエンブレへの影響についても、トライ&エラーのデータがかなり揃ってきました。これは8耐様々です。


ところが、実際のライダーの操作に対するレスポンスとセクション分析を始めると、これがまた切りがありません。

各周比較やセクション比較(岡山は私のソフトだと16セクションです。16になるにはちゃんと意味があります)は当然として、ライダーと一緒にログデータを見ながら話をする際に、できるだけ分かりやすいグラフのデザインや色遣い、特定ポイントの数値データの表示、集計など。
目的が「見やすさ・わかりやすさ」なので、本当に無限に手をかけられます。

さらに、ざっと思いついて手がけているものは。
・各セクション別/アクセル開度別の空燃費のマトリックス集計
 (セクションタイムと合わせてコースマップ上に表示)
・カセット交換式ギアの全組み合わせでのラップシミュレーション
・各ギア別の最適MAPの自動生成
・ギア別MAPを複数パターン組み合わせた場合のタイム短縮シミュレーション
・各ギア別の最適シフト回転数シミュレーション
・最適シフト時の短縮予想タイム算出
・「開け始めをぼかす」というアナログ調整の定量化
 (アクセル開度の時間変化率をとって、アクセル開度の時間積分と実際の区間タイムの相関を出す)
・空燃費別のエンジン実出力統計

※シミュレーションは単純に減速比を放り込んで計算するとかではなくて、過去の走行データからの各セクション走行抵抗、エンジン回転数・アクセル開度別実測出力を使用して、ちゃんと実際の結果に沿うように分析してます。


基本的に自分がライダーなので「何をどうやったら結果的に速いのか」「なぜ速いのか」「どれだけ速いのか」に好奇心が尽きません。

サーキットは面白いです。「結果」が出ます。厳しいけれど、分かりやすい。

限られた時間と試行回数、機材の中で最もベターな解を導き出さねばならないのも、まさに実戦そのものです。詰め将棋的な側面がありますね。


石川号も計10種類のMAPを試して、エンジンの特徴は大体つかめました。かなりの精度で最高出力を出す燃調が導けたと思います。

インフィールドもかなり走りやすくなったと言ってもらえましたし、グラフを見ながら車体の問題点の洗い出しや、走り方・注意点の検討も出来ました。

そして、さすが石川さん。予定通りきっちり33秒前半のタイムを叩き出してきました。予選・決勝、このマシンでどこまで行けるのか楽しみです。


まだ調整できる部分がありますので、明日の予選までに今から新MAP作って持って行きます! 

・・・溜まった通常業務をこなした後に(苦笑)

2007年10月16日

区間タイム機能完成!

ソフト制作に没頭してます(^^)

一人でプログラムを書くのは、打ち合わせが無い分効率が良いのですが、一度に全部の構図を頭に入れておかねばなりません。

機能が増えてソフトの規模が大きくなってくるとこれが結構やっかいで、全部一時記憶のバッファに入れて、こぼれないように(^^;;するには、数?十数時間以上邪魔の入らない環境が欲しい所です。

畢竟、深夜の作業になるのですが、今は良い季節ですね。
暑くも寒くもなく。外気も心地良いです。

適当なCDやニコニコ動画のBGMwをかけつつ、アルコールをたっぷり入れた紅茶を用意して。

気が付いたら朝になってみんな出勤してきます。

力尽きたら、実装方法を悩んでいる部分を考えつつ仮眠。
目が覚めると大抵なんか良い方法を思いついているので、飯も食わずにプログラム再開。

幸せです。

でも身体がすっかり鈍ってしまいましたΣ( ̄ロ ̄|||)ガーン
明日は久々の岡山国際なのですが、まともに走れるかな(^^;;


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[写真]
ロガーデータからのセクションタイム自動解析機能がほぼ完成しました。
コース上への特別なマーカー設置なんかは必要ありません。
基本的にP-LAPも不要です。

(※9/16のOPEN第4戦の実データです)

左上から、周回数・ラップタイム・各セクションタイム。
小さい文字はベストからの遅延時間。

色の意味は以下の通りです。
 赤:セクションベストタイム
 桃:ベストに準じるタイム(0.1秒落ち以内)
 青:ミスしたセクション(0.5秒以上ロス)

 ・前半は前走者(豊boyさん)の後ろを走っていたので所々変な
  感じですね。(ヘアピンとか便所裏のストレートが詰まって遅い)
 ・ベストの7周目、ダブルヘアピン1個目の減速で大ミスしてるのが
  よく分かります。これが無ければ36秒も?(鬼に笑われる(^^;;)
 ・同じく10周目、1コーナーで一つ落し過ぎてリアを流しながら
  最アウト側まで膨らんだのは、1秒ロス(^^;;
 ・6周目から燃調MAPを切り替えたのですが、明らかに直線が速く
  なってます。最初からこっちのマップで走れば・・・!
  (天候の問題で補正値を迷ったので2つ入れたのでした。
   差は僅か0.7%ですが、違います!)

セッティングを変更した場合、一般にあるセクションでは速くなり、あるセクションでは遅くなりますが、こうやってセクション別の詳細が分かれば、変更の有意性を判断できます。

「2コーナーが悪いからフロントを○○!」→「2コーナー良くなったよ!」
というのは良く聞く話ですが、2コーナーが0.1秒速くなっても、他のセクションで0.05秒遅くなる部分が3つあれば無意味です。

そもそも私レベルのライダーだと、ホントに速くなったのか? どの位速くなったのか?という問いに対して定量的に答える事がまずできません。

「走りやすい」のと「速い」のは別で、そういう体感と結果が繋がっていないのです。

走ってログを見て、また走って、“どんな走りがタイム的に速いのか”これから身体に覚え込ませて行きたい所です。

この機能は、各セクションの理想的な通過タイムを考えたり、レース時に勝負所をどこに持ってくるのかを考えるにも必須の機能でしたので、とりあえず完成してほっとしています。

まだまだ改良が必要ですし、他にも無数に盛り込みたい機能のアイディアがあるので、このオフシーズンはコンピュータ漬け確定ですね(^^;;

2007年11月05日

モトレヴォリューションサポート!

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左:いつもの電子戦机w モバイルプリンタ追加。
中:秋空。月の下、画面中央の明るい星は金星です。
右:スターティンググリッドで 2,3,6番手を確保するオートルース!


土日は岡山国際サーキットで開催されたモトレヴォリューションの手伝いに行っていました。いつもお世話になっているオートルースの方々が大勢出場していて、大盛り上がりでした!

最初は私も出場するつもりのレースだったのですが、自分の中の決まり事として「サンデーレースはエンジンチューン無し!」というのがありました。

ところが先日、選手権最終戦に向けてあるチームのご厚意でハイカムを頂き、エンジン仕様がノーマルではなくなってしまったので、サポートに回る事にしたのです。

#まだ使いこなせず、タイム的には落ちているんですけれどね・・(かっこ悪い(TT_TT))


しかし、サポートもやるなら全力です!

ノートPCを2台持ち込んで、ロガーでの分析と燃調合わせ! 土曜は徹夜の勢いで数字とにらめっこしてました。

今までまともな燃調補正がされていなかっただけあって、修正する部分が山のようにあります。友人知人が沢山来ていたのですが、あまりゆっくり話す暇もなく、PCオタクと化してました(笑)


でも頑張った甲斐があり、店長は自己ベスト更新の38秒6、そして同じR1000K6に乗るコーゾウさんは、なんと40秒前半から一気に驚異の38秒9!

私の39秒台で足掻いた数ヶ月はなんだったのか・・・と思うような信じられないタイムアップです。

タイムは本人の実力とはいえ、調整してタイムが上がって「劇的に走りやすくなりました!」って言ってもらえると本当に嬉しいです。

最高速は勿論ですが、スロットル低開度からの補正をきっちりすると開けやすさが全く変わります。リアのグリップが不安で「アクセルを戻す」(タイム的にも燃調的にも最悪の操作です)事がなくなり、「開けやすく、立ち上がりが速い!」セッティングがばっちりでした。


決勝レースは残念ながらフロントロー全員が転倒リタイヤという荒れたレースで、店長もコーゾウさんも撃沈。ポールスタートのゴウキさんは結構マシンが壊れてしまって不運でした。めげずに復活して下さい!(選手権出られます?)

オートルースのマスターズクラスでは驚異の成長率を誇るしん1さんが見事4位入賞、15位にこうちゃん、16位にKONMAさんという結果でした。

色々バタバタしましたが、岡山のレースには珍しく(笑)天気もずっと良くて、充実した楽しい週末でした!


さて、次は自分のレースです!
気合い入れていくぞー!

2007年11月27日

トラブル発生!

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左 : 氷点下・・・
中 : カウルがボロい(T_T)
右 : エンジン停止時のロガーデータ。
   加減速Gデータ(ピンク色の棒グラフ)の変動がひどいです。


土曜は岡山国際で練習走行でした。

最近、仕事も趣味もバイク漬けです。幸せな事ですが「本当にこれでいいんだろうか・・・」と思わなくもないです(^^;; 結果を出さねばなりません。


到着して走行前に路面温度を測ると・・・日陰は“ひょーてんか”です。
そんな路面に適合するタイヤなんかありません。
BSにでもスタッドレスを作ってもらわないとダメですね(X_X)

12/9のレース、特に朝の予選はこんな感じでしょうね・・・。
せめて11月中に最終戦やってほしいなぁ・・・。

1枠目
いい加減もう転けたくないのでへろへろ走ります。
コースとラインを改めて確認しつつ、タイヤが滑る事もなく終了。

2枠目
幸い日差しは強く、日向は17、8℃まで上がりました。

今回はSC1(ピレリのソフトコンパウンド)のテストです。
SC2(ミディアム)と比べてコンパウンド自体はソフトながら、カーカスの剛性は上げてあるという、結構特性の異なるタイヤです。

少し潰してフロントの感覚を確かめた後、折角のニュータイヤなのでアタックします。2周目に38秒台に入れ、3周目の裏ストレート。

ロガーによると、5速 13180回転、259.1km/h。

まさに6速にシフトアップしようとした直前、いきなりエンジンが停止します。

0.5Gの加速状態から突然落差1G以上の減速状態に放り込まれ、振り落とされかけます。

一瞬事態が理解できませんが、反射的にアクセルをオフにします。(0.3秒後)

幸いコース中央より右を走っていたので右路肩いっぱいいっぱいまで寄ります。転倒よりも追突が怖いです。

再度アクセルを開けても加速しない事を確認します。
やっぱりエンジンは止まっています(0.8秒後)

セルボタンを押します。かかりません。(1.2秒後)

コース外退避が頭に浮かびますが、この速度でいきなり芝生に出たら確実にコントロールを失ってコースサイドに突っ込むでしょう。バラバラになって跳ね返った車体や破片をコース上にばら撒くかも知れません。

260km/h(※)は600ccの最高速(@岡山)を超える速度です。1000ccでもノーマルなら最新モデルでないと到達は怪しい位の速さです。 (※:後輪軸速度)

振り向く余裕は無いですが、境界線上を走りながら前後ブレーキをかける準備をします。幸い、通常のブレーキング開始位置がすぐ目の前です。
数える程の台数しか走っていなかった事を考えても、追突の危険はかなり低くなったハズです。
(ここまで1.5秒)

イン側一杯で減速し、路肩を走りつつ振り返りますが、後続はいません。オイル等を吹いた様子も無いです。
再度セルボタンを押しますがダメです。

ヘアピン手前の路肩で完全に停止しました。

一度キルスイッチを入れ直して、数回セルを回すと・・・何事も無かったようにエンジンがかかります。

うーん、なんだ??
ブローが一番恐かったのですが、エンジンに問題はないようです。


一旦ピットに戻り、チェックするも特に異常は無し。


警戒しつつ再度コースインして数周してみると、やはりストレートエンドで失火・エンジン停止がおきます。

残念ながら今日の練習はここまで・・・。

路面も良い感じだったので、あわよくば自己ベスト・・と思っていたのですが・・・
このトラブルを直さないとレコードやチャンピオンどころか、リタイヤの可能性が大ですorz


色々な方に相談した所、シフターの点火カットセンサーか転倒センサーが怪しいらしいので、調査・交換予定です。

うーん、直れ~~。

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