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バイク仕事 アーカイブ

2007年07月13日

8耐参戦!

急なお話だったのですが、鈴鹿8時間耐久レース出場チームのコンピュータスタッフとして参加する事になりました!

制作中のデータロガー解析・エンジン&レースマネージメントソフトを期待されての参戦なのですが、他、各種電子戦装備(笑)を総動員して真夏のイベントに参加してきます。


昨日は初顔合わせ&初走行テストで鈴鹿でした。

26~29日が本番である事を考えると相当に厳しいスケジュールですが、そこは流石に各分野の一流の人達。

朝組み上がったばかりの車体に一部濡れた路面という状態でもライダーは好タイムを刻み、セッティングは確実に最適化されていきます。素晴らしい!

私も早速ロガーから空燃費を取り出したり、計算加速度の移動平均を積分したりしてインジェクションマップを調整します。
これが楽しい! 普段全日本を走っているライダーやメカニックから直接意見やフィードバックを得られるし、開発意欲が沸きまくりです。

走るのも良いけれど、やっぱこっちも好きだなー。

「膨大なデータの羅列から意味のある情報や法則を引き出す」っていうのはまさに理系研究生の十八番で。

大学や院でやっていた事を思い出します。教授と反りが合えば、あのまま遺伝子研究やっていたかもしれないなーなどと一瞬感慨に浸ったりしつつ、ドップラーシフトを響かせてホームストレートを次々に駆け抜けるエンジン音に包まれてキーボードを叩いている今には満足です。
先の読めない人生万歳(笑)


レースの方は、実際に本番用エンジンが完成するのが25日なので最後の調整も相当大変そうですが、ライダーが速いので予選・決勝が非常に楽しみです。

スタッフは、130Rでフロントスライドさせっぱなしのライダーとか、あっという間に一人で1000ccのエンジンを下ろしてしまうメカニックとか、手でくるくるクランクを回せるエンジンに仕上げてしまうチューナーさんとか。

変態ばっかりです(笑)

忙しくなりますが、すばらしく楽しい日々になりそう!


以下3組の応援、よろしくお願いします!

77号車 Z-TECH・Team橋本組・櫻花
    金山 和弘 / 吉田 忠幸
78号車 TEAM Z-TECH & SBS KIDANI
    國松 俊樹 / 石川 朋之
79号車 Team RT Racing Team & Motovirus / Z-TECH
    山田 直樹 / 和田 憲史郎 / エリック・モノ

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2007年08月23日

宮城出張

全日本ロードレースのサポートにスポーツランド菅生に行ってきますー。
ワゴン車で行きますが、何時間かかるかな?(^^;;

予定期間:8/23(木)19:00 ~ 8/27(月)12:00

2007年08月26日

公式練習日@菅生

夜間で景色が楽しめなかったのは残念ですが、北陸道~磐越道でさくっと9時間で菅生に到着しました。思ったよりずっと近かったです

そしてさすがは東北、朝は16℃で寒い位でした。大阪は明け方でも30℃あったのに(^^;;

菅生サーキットはコンパクト(全長・ラップタイムはほぼ岡山国際と同じ)ながらも非常に高低差に冨み、かなり面白そうなレイアウトです。スタートからの前半部分がすべてピット裏の観戦ポイントから谷を挟んだ斜面に見えていて、競り合いが長く追いかけられるのもとても良いです。実況放送もエコーでぐちゃぐちゃにならずにクリアに聞こえます。

公式練習ではライダーが転倒してフォークが折れた(!)のですが、夕方には何事も無かったように直ってしまう所が流石全日本です。MotoMap&VEGAのサポート体制は半端ではありません。
#ドナドナカーに乗って回収に行ったのですが、ここのドナカー、基本アクセル全開で、OKや鈴鹿とは比較にならない荒っぽさでした。タイヤ鳴る程飛ばします(^^;;


他にも知り合いのライダーが結構転倒していましたが、誰も怪我はなく、マシンも問題ないようでした。ヨシムラが8耐に続いて良い音させていたのが印象的でした。

肝心のデータは転倒もあってあまり集められず、結構厳しい感じですが、まだ予選が2回とウォームアップ走行があるのでなんとか頑張ります。


夕方に開放されたコースを1周歩いて回って、噂の10%勾配を堪能しました。50ccだと上れないんじゃないかと思う位で、そのまま離陸できそうです(笑)

全体に平面のコース図とはまったく印象が違いました。あれだけアップダウンがあれば燃調も変な出方をするはずで、自分の足で歩いて納得できて良かったです。

[写真]
左:快晴!
中:3コーナーを振り返って(かなりの下りコーナーです)
右:イベントを見ている余裕は無さそうです・・・

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2007年09月23日

全日本JSB調整

先日から、KengYangとして「SBS KIDANI」の石川号(#57)の燃調サポートをやってます。

今回の全日本はポップスグループ angela とのコラボレーションで桃色カラーです。

エントリー名は「angela with SBS木谷」

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angela 公式

参戦告知

9/16のエリア戦では豪雨の中最後に転倒したものの、2位表彰台を獲得。
短い時間とパーツの制限の中でかなりセッティングに苦しみましたが、ライダーもスタッフもキッチリ仕事をこなし、それなりの結果は出せました。

特に雨とか極寒とか酷暑だと、燃調を合わせられるか合わせられないかで大きな差が出る(雨降って同じキャブセットで走る人は居ません)ので、うちとしてはやり甲斐がありました。
#その分、同日の自分のレースのセットでポカをやりましたが・・・。


詳しいレポートは自分の分とも合わせてまた後で書くとして。

この土日は突貫作業で直ってきたマシンを岡山に持ち込んでセッティングでした。

細かくネガを潰しつつ、計6パターンに振った燃調を試してログを取って分析。


練習終了後、ベストラップの1周の走行グラフをライダーと1時間以上かけてじっくり見つつ、細かなダメ出し・打ち合わせ。
#かつ、私の個人的勉強。全日本ライダーの全操作が目の前に!(嬉) なんという役得!!


まだ車体関係で幾つか問題はあるものの、エリア戦の時に比べれば、遙かに良い方向に進んでいます。

次はレースウイークの金曜日!
それまでに完璧なニューマップを用意して行きます。楽しー!


しかし、全日本マシンは各ギアも変更可能だし、色々ピンポイントで合わせられて羨ましいですねー。

自分のマシンと比べると、カムやらなんやらが変わっている分、加速Gは全然違うし、サスからブレーキからトップブリッジから、全っ然違うモノが付いているし。

うーん、その16.5のホイールとカムだけでも外して持って帰りたいんですが(笑)
いや、一番欲しいのはリアサスかも・・・ あの初期動きの滑らかさ、しっとり感は一体なんなんだ! と思わず暴れたり(^^;;

やっぱり、サーキットに行って走らないのは寂しくて、「これに乗ったら35秒出るかなぁ・・・」とか妄想してました(^^;;

2007年11月27日

GS50グランドチャンピオン戦@堺カートランド

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[写真]
左 : 石川選手と北川さん
右 : ワークスっぽいカラーリングです


日曜日はSUZUKIのミニバイク、GS50のグランドチャンピオン戦(3時間耐久)が堺カートランドでありました。

って、前日まで知らなかったのですが、北川圭一さん&石川選手が急遽ゲスト出走するという事で、木谷さんに誘われて手伝いに行ってきました。

手伝いといっても、写真を撮ってお弁当頂いて、ご馳走になって帰ってきただけですが・・・。
世界チャンピオンに奢って頂くとか、畏れ多い話です(>_<)


行ってみると、SUZUKIワークスカラーに仕上げられながらも「どノーマル」のGS50が2台(1台はTカー)。歴戦を勝ち抜いてきたマシンの中でかなり浮いていました(^^;;

間違いなく直線は最遅でしたが、そこはプロ。乗れば本気です。

石川さんは2回転倒しつつ、スタートライダーの北川さんのタイムに並ぶ所までじりじりタイムを上げていました。

しかし、最後の30分でライダー交代した北川さん、あっさり石川さんのベストを抜きます。そして、ラストラップ。いきなり0.5秒縮めて来ました。
そのマージンは一体どこにあったんだ・・・。

石川さん、凹んでました(^^;;


PEE'Sからは09RRさんも走っておられて、ミニバイクに誘われました。

みんな、「ロードに絶対に役に立つ!」と言います。
ぜひぜひ走りたいです!!


あと、カメラを新調しました。(Nikon D300)
秒間6コマの連射能力に調子に乗って3500枚位撮ったら整理が死にそうで、 深く後悔中(X_X)

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2008年01月17日

新年会!


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京都府の最果ての地、久美浜にてバイク関係の新年会でした。

激しく雪降る峠を当日の朝にスタッドレスに換えたばかり(^^;;の愛車でなんとか越え、日本海まで! 激しい冬の波が砕ける港の民宿は、海の幸天国でした。

豪快な焼き牡蠣で始まって、蟹、海老、栄螺、超新鮮な海産物の山。鮹なんか生きてて口の中にひっつきまくりです。

いやー、一年分食べました! めちゃめちゃ美味でした。

特に焼き牡蠣は初めてで感動!
潮だけで十分な味付けになってて、いくらでも食べられました(^^)


そして食後はオンボードを見つつ、ライディングの話で大盛り上がり。

私の岡山国際1分37秒動画には突っ込みの嵐で、2秒は縮まるハズだ、との事。
(0.5秒縮まってもコースレコードですがっ(^^;;)

自分では全然気が付かなかった点や、迷っていた所にアドバイスを沢山頂いて、次走るのが心底楽しみです!
#くー、やっぱりそうか! あそこはブレーキかけんとアカンのかっ!

しかし、2秒、2秒縮まるのか・・・!

って、同じSPタイヤのST600のレコードが34秒だから、理想的な走りをすれば2秒位は十分に縮まるハズですよね。
#全日本の上の方に供給されるタイヤは“別物”ではありますが・・・

いやでも、もりぞーさんもSPタイヤで35秒出してるし。(あの人も変態だけれど)
秋吉さんなら私のマシンでも32,3秒とかで走るんだろうなー。

と、盛り上がった新年会でした!


去年の忘年会では、秋吉さんや國松さん、石川さん等の現役一流ライダーと何時間もたっぷり話せましたし、ホントに環境に恵まれて来たものです。

特に、私にとって鈴鹿8耐スペシャルステージでの秋吉さんの「スライドさせっぱなしのシケイン進入」は、今までバイクが走っている所を見た中で一番感動したシーンだったので、忘年会の席に秋吉さんが居られた時にはちょっとぶっ飛びました。

本人?? マジで!?って。

こないだ北川圭一さん(世界チャンピオン)に紹介していただいたばっかりなのに、今度は秋吉さん(8耐優勝/MotoGPライダー)って!

これが野球やサッカーなら、数十億円プレイヤーですよ・・・。

げに恐ろしきは人脈ですね・・・。

凄い方達と繋げて頂いて、topsLIFEさんや木谷さんにはホント頭が上がりません(_o_)


しかし、ライディングは勿論、データロガーの分析についてもかなりお話できて、MotoGPの開発やっている秋吉さんからも、「これはすごい」って言ってもらえて嬉しかったです。やってる事は間違ってないって確信できました。

正直、ロガーのハード開発担当の社員が突然辞めてしまってかなり困っているのですが、なんとか頑張ってモノを完成させたいです。

気を取り直して頑張ります。良いモノ作るぞ!!


[写真]
左 : 焼きガキ~
中 : オンボード映像に群がるライダー達(笑)
右 : 去年の忘年会。データロガーをネタに盛り上がるライダー達
(秋吉さん・國松さん・ヤマキヨさん他)
この忘年会は本当にすごいメンバーでした・・・。
topsLIFEさんブログ

2008年03月01日

復活! そしてファン感謝デー@鈴鹿へ!!

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[写真]
 左:骨折直後。左肩に鎖骨のラインがないですw カラーは生々しいので白黒で・・・
 中:ちょっと裂けるように割れてます
 右:固定後。キレイに合わさってます。

XR100Mでの左鎖骨の骨折ですが、無事手術も終わり、肩は自由に動くようになりました!まだ傷口が少しピリピリしますが、日常動作には完全に問題ありません。いえー、治ったー(マダデス

レントゲン写真にあるように、2つに割れていた鎖骨を12cm程のチタン製のプレートで上部から固定してあります。

固定はビスを6本ネジ込む形です。とても綺麗に固定されていますね。執刀医に感謝です。

骨自身が完全に再生するには数ヶ月が必要との事ですが、この状態でも「ライダー基準」に照らせばレース出場OKだそうです(笑)
確かに、ベストの2秒落ちで良ければ走れる気がしますねー。ビス緩むと思いますが(^^;;;;

結局、骨折直後を含めて、手術時の全身麻酔以外の鎮痛薬はナシで通せました。キライなんですよね、痛みを薬でごまかすのって。 自分の身体に負ったダメージはきちんと認識して受け止めたいというか、等価交換の右手で差し出すモノの見返りを、それがプラスでもマイナスでもきっちり左手で受け止めたいのです。それが生きるという事のような気がして。

本当は手術も無麻酔で受けたかったのですが、筋肉が緊張して収縮したままになるので無理ということでした。残念ですが、仕方がないですね・・・。

さて、身体も自由に動くようになりましたし、明日からは鈴鹿のファン感謝デーで、デモランするJSBマシン(Angela & SBS KIDANI)のセッティングです。

去年の8耐は本当に直前の決定で準備不足でしたが、今年は300km/8耐に向けてきっちり合わせて行きます。4輪(フォーミュラ)のデータ分析のご相談も頂きましたし、今シーズンは色々な方達とお仕事ができそうで、とても楽しみです!

鈴鹿ファン感謝デー、誰でも印刷できる招待券がありますので、お時間のある方はぜひどうぞ!有名JSBチームやF1のデモランなど、色々イベントありますよ~!

2008年03月08日

岡山ロードレース第一戦

連絡事項のみですー。

燃調・ロガー解析の仕事で土日とも岡山におります。

ピットは「3C」か「5A」に居ます。(多分3C)

※すいません、最初間違って3Aか5Cと書いてました!

出場・観戦・サポート・オフィシャルで岡山におられる友人達にお会いできると嬉しいです!
#ああ、これだけなら金曜に書いておくべきだった。。。。

2008年03月15日

鈴鹿ファン感謝デー 写真レポ

3/2の鈴鹿ファン感謝デーのレポートです。

今年もKengYangはロガー解析・燃調セッティングのコンピュータスタッフとして、JSB1000クラスで全日本・8耐に参戦する「Team Angela & SBS KIDANI」の石川選手のサポートとして参戦します!

遅くなってしまいましたが、写真主体でざーっと報告します。


まずは、イッシーこと石川選手。昨年最終戦はポイント圏内を走行するもマシントラブルで惜しくもリタイヤ。サービス精神旺盛な優しい兄ちゃんです。
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同じくチームのマスコット、小川優衣ちゃん。なんと14歳!
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お隣のピットはY'S GEAR RACINGでした。ノリック・・・。
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DUCATI 1098Rで全日本参戦のBABIE'S de LIGHTのピット。
全日本でもDUCATI旋風は巻き起こるのか!?
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昨年の8耐優勝の記憶が鮮明なヨシムラ。歴代の8耐参戦マシンが展示してありました。
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その8耐優勝ライダー秋吉選手と。
Angelaピットにはイメージカラーに塗られた4輪バギーも用意されてました。派手!
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デモランの為にルマン式グリッドに並べます。
右は今回からマスコットに加わった木戸口智美さん。サーキットではかなり珍しいゴスロリファッションですね。
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先日私のオンボード映像にアドバイスを頂いたOSG Phoenixの奥田貴哉選手
※その節はありがとうございました!
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デモランスタート!!
F1やSUPER GTのデモもあったので、スタンドにはかなりお客さんが入っていました。
バイクレースだけでも呼べるよう、盛り上げていきたいですね!
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派手なウイリーを見せつけていたモリワキMOTULEレーシングの山口辰也選手
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ホームストレート、2速から5速まで全てフロント上げたまま駆け抜ける秋吉選手。
翌日のテストでは、ウエットパッチ残っている中、たった一人2分9秒台を叩き出してました。凄過ぎです。
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ピットウォークの最中、ずっとサインと写真撮影を頑張っていた石川選手。
並んだ子供達を全員マシンの上に抱き上げて写真を撮っていたので、翌日筋肉痛になってました(笑)。
プロライダーですね!
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そして、実質メインの翌日テストです。北川圭一さんもピットに来て下さいました。
マフラー変更に合わせてズレた燃調を補正し、最高速で約4km/h、トップエンドの加速G(実質出力)比で約2.5%の増加。エンジンは上々です。
他、各種車体の問題点もロガーから洗い出して、開幕戦のもてぎに向けてセットアップを進めます!
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2008年04月06日

全日本ロードレース もてぎ開幕戦!

バイクの全日本選手権は、木曜・金曜がテスト走行、土曜予選、日曜決勝というスケジュールで、木曜日からいわゆる"ウィーク"が始まります。
#勿論、普通の仕事している人間には平日ですが・・・(>_<)

今回も Angela with SBS KIDANI の石川選手(GSX-R1000)と、Z-TECH VEGA SPORTS の和田選手(GSX-R600) の燃調・ロガー解析の仕事でもてぎに向かいます。途中の富士見SAでは、満開の桜の背景にくっきりとした富士山を見る事が出来て、望外の佳景を楽しめました(^^)

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仕事の方は、石川選手の燃調部分(トップエンド)は自分でも驚く位完璧にセット終了。これ以上触っても最適値からズレるだけです。既に0.78%(=1/128=1/2^7)刻みでしか調整できないEMProでは出来る事はない・・・と思っていたのですが。

新しく作っていった区間タイムの比較グラフ機能(もてぎは13セクションに分けてみました)がとても好評で、ヘアピンセクションで1速を使う場合と2速のままで行く場合の通過タイムを比べたり(0.15秒違いました)、前日のベストと比較してセットの方向性を決めたり、シフトポイントを変えて走ったデータを比較したり、極めて有意義に使ってもらえました。

最近は完全に燃調よりもロガー解析の方に重点が移ってきました。
(勿論、燃調合わせがきっちり出来ている事が前提ですが・・・)

それも当然だとは思います。ライダーコメントは抽象的イメージで、やはりこういう定量的な数値がないとメカニックは仕事し辛いですから。

実際の所は、燃調にしても一般的に「ギア」「アクセル開度」「特定の回転数帯」という条件でガソリン噴射量を調整するので、その条件になっている部分がコース上の何処と何処と何処なのか、きっちり把握してから変えないと、一カ所のメリットが他の場所のデメリットなりかねないので、結局燃調にはロガー解析が必要です。

逆に、特定のピンポイントでの挙動を変えるために、全く別のMAPを用意したりもします。今回もそういうパターンでした。

結構大胆に変えたので少し不安だったのですが、結果は狙い通り!
ライダーはただ全開にしている部分なのですが、0.20秒の短縮に成功。燃調で補正できる範囲としては大成功です。


チームとしては、与えられた条件の中で仕事をするしかないので、いきなり上位入賞などは難しいですが、それでも、自分の力で0.05秒でもライダーが速く、安全に走れるならば、全力を尽くすのみです。

だって、今、私は「ただそのために」此処にいるのですから!

仕事はシンプルなのが一番です。

予選も終わり、いよいよ今日は決勝!
最後まで気象条件に合わせて燃調を微調整し、解析も進めます。天気は快晴!


ちょっとだけ余裕を見つけて写真撮影。
最終の立ち上がりの石川選手と秋吉選手です。

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秋吉さん、金曜のテストでは他全員を1秒以上引き離してレコードも更新(非公式)。
しかも事前テストではさらに1秒以上速く走れたと・・・

毎周完璧に同じラインで縁石の上を立ち上がってきます。
やっぱすげーわ、この人・・・!

2008年04月26日

オンボード映像@モトレヴォ!

4月に入ってから半分以上サーキットに出勤しているKです。

東京出張も挟まって日記に残す余裕が全然ありません・・・(><)



しかし、解析ソフトの開発を始め、レースでの燃調セッティング、フレームやマフラー/冷却水など各種パーツの開発/計測テストなど、本当に色々な方々からお仕事を頂いて感謝しています!

フォーミュラカー(F4)にも乗せて頂きました!



最初、モータースポーツの世界では教えられ、助けられる事ばかりでした(今でもとても多いです)。それが、多少なりともこちらから新しいものを提供し、役に立てるようになったのは本当に嬉しい事です!





さて、明日のモトレヴォリューションですが、主催者様側との打ち合わせで、急遽オンボード映像のデモンストレーションブースを開く事になりました。



オンボードカメラを5~6台と、46インチモニタ他を持って行きます。



今回は新型の小型CCDカメラやハイビジョンカメラも用意しています。

予選上位者の中から、希望者に搭載してもらって撮影予定です。



色々映像を流していますので、明日来られる方はどうぞブースにお寄り下さい~。

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